今日はちょっと真面目に日記・・・というかおいらの考えを書いてみようと思う。年に数回あるかないかのまじめな日記(笑)
嫌な人は今日の日記は見ないでくださいねv

小さい頃、この日が来るのがとても怖かった。
夏休みで近所の子はみんなお盆で帰省していたし、やることのない暑い日。朝から国営放送を見る母。毎年同じ光景。
物心ついてから、祖母に語られた昔の光景。
東京の下町に住んでいた祖母は、大空襲を経験していた。
すぐ後ろに落てくる爆弾の音。風。風景。
今でも忘れられないといっていた。
今でこそ、駄菓子屋の店主としてのんびりと暮らしているけれど、二十歳になっていた祖母の記憶は恐ろしいくらい鮮明だった。
「絶対に戦争は起こしてはいけないんだよ。」
小さな頃から語られた言葉。今でもそれは、心の隅に残っている。

もう今はいない祖父。寝たきりになる前、痴呆が始まっていた。
あたし達が遊びに行くと、毎回アルバムを引っ張り出してきて同じ話をする。
祖父は、真珠湾攻撃に参加していたのだ。
その船の上でのこと。たくさん話をしてくれた。
周りの皆は「また同じこと話して・・・」と呆れていたけれど。
あたしは何度でも聞いた。心に刻み込むために。最後に呟く
「もう、あんな思いは誰もしないほうがいいんだよ。」
という言葉を聞くために。

シャアと結婚すると父方の実家で告げたとき。
シャアの出身地のことでもめた。シャアの両親は広島出身。
でも、シャアの両親はまだ生まれていもいなかった。
それなのに、心無いおばの一言が未だにあたしの心に突き刺さる。
「何も広島出身の人と結婚しなくても・・・」
未だにそのおばのことは許せない。表面上は仲良くしているが心の中は絶対に見せたくない。もともと人を外見で判断する人であることは知っていたけれど。
広島出身の人の何が悪いというのだ。ただ、たまたま広島にいたというだけではないか。それも、惨事のあった所ではなく山をいくつも越えた先。
シャアに初めて広島に連れて行ってもらったとき、シャアがもう亡くなってしまったおばあさんの言葉を口にした。
「すごい振動のあと、きのこ雲が山の向こう(広島の方角)にみえた。そして、空が真っ黒になった。」
山向こうで何が起きたのか全くわからなかったらしい。
海軍基地が未だにあるシャアの田舎が狙われていてもおかしくなかったのに。

テレビから流れてくる、リアルタイムの戦争の話。戦争の映像。
身近で起きていないから実感がみんなないのかもしれない。
だけど、あたしの家の傍には自衛隊の基地がある。
おびただしい数の飛行機が飛び立つだけであたしの心臓はドキドキする。
もう大好きなみんなに会えないんじゃないか、と思って。
小心者がこんな基地の傍に住むのは間違っているのかもしれないけれど、戒めるためにもいいのかもしれない。
そうでないと、あたしのような平和ボケした人間はすぐに忘れてしまうから。
戦争を体験した人たちの、貴重な言葉を。

喧嘩をしないで過ごせたら、どんなに幸せだろう。
だけど、人間というものは愚かだから始まってしまってから、無くなってしまってから初めて後悔する。
先人達が残してくれた、大切なモノを何故失くそうとするのか。
忘れようとするのか。そんなにも国家というものは大切なモノなのか。
もっと大切なモノがあるんじゃないのか?

だからあたしは、今を精一杯生きていこうと思っている。
どこで何があるかわからない世界。いつ死んでしまうかなんてわからない。
だから、気持ちをいま。伝えなくてはいけないと思う。

大好きな人たちに大好きだよ、よ。
元気で、幸せに暮らしていきたいね、と。

サンジー!愛してるよーー!!
(折角いい話をしていたのに全部台無しだよ・笑)

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